【10/30-31】肩パッド先輩の蛮族感

   

【10/30】

朝:ナポリタンスパゲティ
昼:フルーツ
夜:酒

・計画的に行っていたはずの校閲の戻しが、締切前日となった今、なぜかまだ大量に手元に残されており、人生は真にままならぬものと感じながら、その全てを片付けることに。

・ずーっと校閲戻し作業ばかりやってると辛いので、他の作業を混ぜ込んだりしながら、妻が帰ってくる前に何とかギリギリ終了。つ・か・れ・た!
 
 
【10/31】

朝:アラビアータ・スパゲティ
昼:フルーツ、ホットドッグ
夜:牛しゃぶ

・というわけで、校閲の戻しも送り届けて何とかオフを迎えることができたぞ。まずはストレスにより、辛いものをめちゃくちゃ食べたい気持ちになっていたので、アラビアータにタバスコを大量投入してガツガツと喰らってみる。うむ、体に悪い。

・オフだけどちょっと打ち合わせがあるので打ち合わせもした。ままならぬ。

・その後、妻が休みにもかかわらず職場に行ってしまったので、一人でテレビを見たぜ! というのは今日はハロウィンで夕方からゾンビ映画特集がムービープラスで行われるわけだが、HDDが録り溜めでもうイッパイイッパイでな……。消化していかねばならん。『ゾンビマックス』は気になるし、『ゾンビーバー』はぜひとも保存したいのだ。

・というわけで、見た作品をあれこれと。

・まずは、『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』。かなり前に録画しておいたやつだ。「あー、ワンちゃんとネコちゃんがおうちでドタバタとケンカするやつだろーなー、癒やされるわー」と思って見始めたのだが、冒頭部からネコが防衛省勤務と思しき人間から人工衛星の機密データを盗み出していて、「アッ、これなんか違う……」感に駆られる。

・でもこれ、すごい面白い映画で、要はスパイ映画とかアメコミ映画とかのあるあるネタやあるある展開を、全部イヌとネコでやってんのね。子供向けのドタバタコメディかと思いきや、その実、従来のハリウッド映画文脈を踏まえたパロディ作品になっていて、かなりハイコンテクスト。

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 こんな感じで、唐突にハンニバル・レクターみたいなネコが出てきたりするんだけど(主人公のイヌのエージェントチームがネコの悪玉の居場所を探るために、刑務所で重監禁中のレクターネコに知恵を借りに行くシーン)、こういう分かりやすいパロディだけじゃなくて、「雄イヌ同士のバディチームに別組織のエージェントである雌ネコが加わる」みたいな、「あーあー、ハリウッドだったら確かにこの辺で女性キャラが味方に加わるよね」的なパロディもあったりして、かーなーり、意図的に組み立てられている。

・ちなみに悪の親玉って、よく膝の上でネコを撫でながら登場するじゃないですか。でも、この作品だと悪の親玉がネコじゃないですか。なので、悪の親玉ネコは膝の上でネズミを撫でながら登場するんですよ。ネズミはめちゃくちゃ嫌がってる。


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・で、次。ナショナルジオの「キリスト教~世界宗教への道」のエピソード3「信者」を見た。ローマ帝国で初期のキリスト教徒がばりばり迫害されながらも、キリスト教が国教になっていく流れを追った番組。

・「あっ、これ、仁義なきキリスト教史でやったところだ」みたいな感じで、まあ、だいたいのことは既に知ってるわけですが、それでも解釈が違うと、ぜんぜん流れの紹介の仕方が異なってくるんだよな。たとえば番組中では「これはキリスト教側からの視点です」と保留を付けながらも、ディオクレティアヌス帝のことを、キリスト教徒をバリバリ迫害する気に満ちていて、殺る気マンマンな皇帝だと紹介してるわけですな。

・ただ私が読んだ本だと、ニュアンスが大分違ってて、ディオクレティアヌスはそこまで迫害する気はなかったんだけど、下のやつらが血気盛んで過剰解釈して迫害してしまった……ということになっていた。どういう歴史的資料に基づいて双方がそういう解釈をしてるのかまでは、ちょっと私には分からないが、どっちの解釈を取るかでディオクレティアヌス帝に対するイメージは全然変わってきちゃうんだよね。

・で、最後に「サイボーグ009vsデビルマン」。これはムチャクチャつまらなかった。デビルマンとサイボーグがまずは誤解から戦い合って痛み分けに終わり、その後、真の巨悪を倒すために共闘する……というド直球王道展開なのだが、悪い意味で何の工夫もなく王道をやっており、筋運びも演出も薄ら寒い。途中で三回ほど見るのを止めようと思ったし、終盤はウトウトしていた。

・一点、良かったところは、最初にデビルマンとサイボーグが誤解から戦い合う時に、デビルマンはサイボーグのことを悪魔だと誤解し、サイボーグはデビルマンのことをブラックゴーストの新兵器と誤解してたんだよね。各々の作品の代表的敵対組織のことが各々の頭にあるから、勝手に補正が掛かって、未知の新勢力を自身の敵勢力と思い込んでしまうという。ここはメタ的な面白さがありましたね。

・夜は牛しゃぶ食べて、妻と『ヒラメキパズル』をやったり。適当に言葉を書いたら、そのアイテムが召喚されるので、それを設置して目的をクリアするゲームね。

・今回は檻的なところに閉じ込められている王様をお城に導くミッション。檻を開けるレバーはドラゴンが守っているので、まずはドラゴンをぶち殺さなければならない。召喚を色々試してみる。

Xさつじんき→ドラゴンに一瞬にして殺される
Xゆうしゃ→やや頑張るが殺される
Xかみ→大本命だったが、まさかの激戦の末に敗北。ていうか、神に勝つドラゴンすごくね。
Xドラゴン(とうよう)→一瞬で殺される。ドラゴン(せいよう)との戦力差が激しい。
△クトゥルフ→勝てる時は勝てるが、負ける時もある
○バンパイア→毎回長期戦になるが、なぜか安定して勝利する。なぜだ……

・レバーを押して王様を解放すると、王様はお城に向かってテクテク歩き出すが、アホなので目の前に炎があっても、道が途絶えていてマグマがあっても進んでしまう。まず炎は「あめ」を召喚して消すとして、道が途絶えてるのが問題だ……。色々と召喚して間に架けて橋代わりにしてみるが、このゲーム、物理的な面が微妙なので、明らかに重たいものでも王様が蹴躓いたりすると簡単に落っこちてしまう。どうにも上手くいかない。

・最終的にはトランポリンの設置で解決した。穴の前にトランポリンを置いておくと、王様がぴょーんと飛んで、見事に穴のド真ん中から溶岩へとダイブしたので、架け橋の上にさらにトランポリンを設置。ぴょーん、ぴょーんとスーパーマリオじみたアクロバット二段トランポリン態勢で乗り越えた。

・王様が蹴躓いて橋が脆くも崩れ落ちたりすると、「おい、ふざけんなこのクソゲー」みたいな気持ちになるけれど、なんだかんだでクリアできると、しあわせな気持ちになれる良いゲームである。

 *

「ペルソナ5」日記。

・金城さん倒した! 弱かった!!

・斑目さんがやたら強くて、作戦の練り直しや経験値稼ぎを要求されたことから、今回は早め早めのスケジュールで挑んでみたのだが、全然そんな怖くなかったな……。高価なアイテムを惜しみなく囮にしたのもあって一発でクリアできた。

・ていうかさあ。金城さんの犯罪計画、ムリじゃね? いや、皆が皆、泣き寝入りしないっしょ。特に生徒会長とか。姉の検事まで脅したら、逆に恐喝罪で逮捕に繋がるだけじゃないの……。で、逮捕後に「手口はそれっぽい現場を撮影しての恐喝で~」ということになって、後は脅されてた学生たちは無罪放免じゃね。

・金城さんが「警察がこれまで辿り着けなかった」ほどに用意周到な犯罪をしてたとは到底思えないんだけどな~。

・現在のパーティーメンバーたち雑感。

○ジョーカー:戦闘中は主に補助魔法を頑張っている。あらゆる弱点属性に対応できるが、その便利さの裏面として、探索中はいの一番にガス切れする。死んだら即ゲームオーバーなので、物理無効のシキオウジを装備しておくと結構安心。ボス戦でもシキオウジは強い……。
○スカル:ジオ担当。物理殴り担当。「バッドビート」の状態異常「絶望」付与が、道中ボス戦の切り札になったりした。
○パンサー:アギ担当。タルンダと回復もできるので、なにげにボス戦での有用度が高い。
○モルガナ:ガル担当。回復要員。ボス戦では常にメディアかディアラマを唱えている。特に強みはないが、その仕事だけで存在意義がある。
○フォックス:ブフ担当。当たりやすい全体物理攻撃を持っているので、ザコ戦で活躍する。
○肩パッド:メギドフレイ担当。今作ではメギドは万能魔法ではなくなってしまった。しかし、回復だの全体物理攻撃だの色々できるので、キャラとしては万能寄りか。近接通常攻撃のアクションが最も蛮族めいている。棘付き棍棒で殴るスカルよりもなぜか蛮族度が高い。(追記:フレイとメギド勘違いしてた)

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